歯科技工士国家試験に合格しました
- 2024年12月号 -
2023年2月に行われた歯科技工士国家試験を受験し、無事、合格しました。(トピックはまとめて書いているため1年以上時期がずれているかもしれません。)
歯科技工とは銀歯や入れ歯を作ることですが、もともと歯科医師は作ることが認められているため、歯科医師免許があれば歯科技工士免許は本来必要ありません。
実は保険診療の場合、特殊な治療に関してはその治療を行うために様々な施設基準(人員や設備・経験などの条件)が設定されています。
私が今後、当院でも取り入れたいと考えている方法は、その施設基準の一つに「歯科技工士を配置していること」という条件が入っています。
歯科医師免許で技工をすることはできますが歯科医師は歯科技工士ではありません。
そのため、私自身が歯科技工士免許を取ってしまえばわざわざ雇用しなくてもこの条件は満たすことより、歯科技工士の国家試験を受験することに至りました。
このことに気づいたのが11月下旬。
願書を請求し、そのあと母校に卒業証明書など必要な書類を請求して、受験勉強を開始したのは12月上旬から中旬あたりになりました。試験は2月中旬。
ほぼ2ヶ月しかありません。
ここからが地獄でした。
診療は7時に終わりますが、カルテの整理など様々な雑用を終えて、勉強を開始できるのがだいたい8時過ぎになります。
そこから勉強。
座学だけではなく、技工士国家試験は石膏彫刻やデッサン、ワイヤー曲げなどの実技もあります。
先にご飯を食べると眠くなってしまうので、勉強が終わってから簡単に外食で済ませ、家に帰ってお風呂に入り、寝るのは1時過ぎという生活を12月と1月の2カ月間、送っていました。
それでも1日3~4時間程度しか勉強できません。週1の休みはできるだけ子供に時間を割いてあげたいので、勉強時間とすればかなり限られます。
さすがに2月に入り体調を整えるために12時前には帰るように心がけましたが。
やはり2ヶ月で仕上げるのは少し無理があったなぁと何度も後悔しました。
ただおかげさまで何とか試験も合格できました。
高価な機材が必要になるためすぐに導入とはいきませんが、少しでも新しい治療法のメリットが感じられる医院にしていきたいと思います。