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ロバの入れ歯

- 2015年10月号 -

人間は歯を失うと、ブリッジやインプラント、入れ歯などで代用し物を咬もうとします。

では、動物はどうなるのでしょうか?

残念ながら、歯がなくなり物が咬めなくなると栄養が取れない為、死んでいくそうです。

 

そんな中、面白い話を見つけました。

上野動物園にいたロバが高齢(人間で例えると80~90歳)になり、上顎の歯が2本だけになってしまったことがあるそうです。

そのため、エサが食べれず、衰弱し、後は死を待つばかりという状態でした。

それを不憫に思ったある大学病院の先生がなんとか入れ歯を作ったそうです。

入れ歯を装着したとたん、エサの草やニンジンなどを咬み始めたそうです。

すっかり元気を取り戻したロバは、ヤギを追い回している時に転倒し、腸ねん転をおこして死んでしまったそうですが。

上野動物園の資料室には、入れ歯を装着した剥製のロバが展示してあるそうです。

 

そのうち、犬や猫などに入れ歯を作る時代が来るかもしれませんね。

楽しそうですが、非常に難しそうです。

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