やはりオールセラミックはいい
- 2015年8月号 -
歯の被せ物の一つに、オールセラミックというものがあります。
要は金属を使わず、セラミックを使用しているため、審美性が非常に高い物になります。
神経が取ってある歯では、土台として金属がつかわれることが多くありますが、オールセラミックの場合は土台に金属を使用すると、光の透過性が遮断されることになり、本来の審美性が十分に発揮できない為、ファイバーポストという光を透過させる素材で土台を作ります。
当院では
ファイバーポスト 15,000円(税別)
オールセラミック 120,000円(税別) となっています。
安い治療ではないと思いますが、前歯など審美性が気になる歯ではよく使用します。
逆に、奥歯などではどちらかというとMB(メタルボンド)という被せ物を使用する場合の方が多くなります(当院では8万円)。土台は種類により金額が異なります。
審美性ではオールセラミックに劣るものの(とはいえ十分な審美性があるとは思いますが)、金額的な要素、強度的な要素よりMBをお勧めする場合の方が多くありました。
しかし、実際に奥歯でもメタルボンドとオールセラミックが並べて入っていると、歯としての自然な色合いなどに、やはり違いを感じてしまいます。
金額が高いからいいというわけではありませんが、やはりそこには差があるのだなと改めて感じました。
もちろん、日常生活で奥歯をじっくり見せたり、見たりする機会などめったにないという事を考えると、メタルボンドでも十分な審美性であるとも考えますが。