口臭に関して(5)
- 2015年5月号 -
先月までに分類・原因と対策を書いてきましたので、口臭に関しては今回が最後のまとめとなります。
まとめ
長々と書きましたが、口臭に関しては以上となります。
要約すると
口臭の原因となる虫歯や歯周病があったら、まずそれを改善させましょう。
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それでもだめなら、唾液の分泌量の低下が考えられるので、水分補給などで唾液の分泌量を増やしましょう。
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それでも、口臭が改善しない場合は、全身的な要素や自臭の可能性があるので専門外来を受診しましょう。
口臭専門医の先生が見たらふざけるな!と怒りそうなぐらい簡単に省略していますが、要約するとこれだけの内容です。
それでも長々と書いたのは、口臭を悩みに歯科医院を訪れる方は意外に多く、そして実は歯科的な治療と水分補給によって改善される方が少なくないと私自身が感じているからです。
残念ながら、純粋な口臭治療に関しては保険適応ではないこともあり、日々の診療の中では十分な説明ができない事も多くあります。
少しでも口臭が改善される手助けになったり、きっかけになればと思い、今回は数カ月にわたって書かしていただきました。
来月は少し長いですが、補足したいことを記載し、口臭に関しては終わりとさせていただきます。