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歯科と経済

- 2014年8月号 -

歯科は医療であり、経済とあまり関係ないように思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、結構関係しています。

 

私も調べてびっくりしたのですが、例えば、歯科医院で銀歯を入れたとします。

保険で用いられる銀歯の種類は、12%金銀パラジウム合金といわれ、12%の金とそれ以外はパラジウムや銀などの合金です。

例えば、当院が開業した2008年10月の12%金銀パラジウム合金は30gで12,749円(10/24)でした。それが、現在(平成25年1月20日)には、同じ30gで33,574円という値段になっています。

実に、263%の物価上昇率です。そして、まだまだ上がり続けています。

もちろん、保険診療で使用する金属ですから、保険である程度カバーしてくれるのですが、それで補える程度の上昇率ではないのです。

 

例えるならば、自動販売機で売られている缶コーヒーやジュースが、今は120円ですが、それが330円になったと考えてください。

 

恐ろしい上昇率です。

 

それにしても、困ったものですね。

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