審美ブラケット(審美矯正)
- 2013年12月号 -
最近、芸能人で矯正をしている人が多くなったなーと感じます。
テレビを見ていて、「あっ、この人も矯正をしている」と思う人がかなり多くなってきました。そして、その共通点は、審美ブラケットの使用です。
矯正は、歯にブラケットと呼ばれる(通常は金属)装置をつけ、それに針金を通し、針金の力やゴムの力などを利用して歯並びを改善していきます。
そして、最近ではこの歯につける装置や針金を白くし、もしくは目立たなくした審美ブラケットや審美ワイヤーが使われるようになってきました。
以前、東京で開業した先生と話していたら、いまや、通常でこの審美ブラケットを利用し、料金等を下げたいという申し出があった時、金属のブラケットを使用すると言っていました。(ただし、基本矯正料が当院の2倍近い料金差はありましたが)
当院で使用する審美ブラケットはセラミックを使用しています。
針金は金属ですので、同種の素材である金属の方がすべりが良く、移動しやすいと言われています。しかし、セラミックは表面も滑沢なため、特に気にならないようになりました。
歯の裏側につける矯正等もありましたが、難易度が高く、しかも裏側ですから見た目は問題ないのですが、舌があるため、違和感が強いとの事でした。当然、同じ症例でも、裏側につける分、時間も手間もかかりますので、通常の1.5倍以上の料金がかかることが多いようです。
しかし、矯正の道具の見た目がどうしても気になるという方では、行われているようですが、審美ブラケットが出てきてからかなり減少したそうです。
歯科では、様々な治療法・材料が出てきては、淘汰されて残っていくものは一握りです。
しかし、この審美ブラケットは残っていく治療法であろうと、私個人としては感じます。