インプラントの時代はここまできたのか
- 2012年9月号 -
以前、インプラントの料金の話を聞いてびっくりしました。
インプラントの見積もり料金が、総額1000万と聞きました。
1000万円・・・・。
どのような形で、何本インプラントを埋入して、どのようなかぶせものでといった詳しい話は聞けませんでしたが、1000万とは・・・。
インプラント自体の料金はメーカーにより異なりますが、その医院で使っているメーカーはうちと同じストローマンか、もしくはブローネンマルクというメーカーですので、だいたいの料金は推測できます。
確かに、この2社は歴史、実績ともに世界トップの2社であり、この2社で世界シェアの約半分を占めますので、安いインプラント体ではありません。
また、料金から考えてもおそらく大幅な骨の再生や、粘膜の挙上を伴っている術式で、かなり難易度が高く、高度なオペ室等を完備している医院でしかできない症例なのだと思います。
インプラントの研修の時に、東京の方で開業されている先生が「インプラントが以前は高級車クラスだったけど、最近は中古マンションクラスになってきたよ」とおっしゃっていた意味がやっとわかりました。
インプラントは確かに良いものですし、ひょっとしたらそれだけの価値があるものなのかもしれません。
ただ、自分の健全な歯に勝るものはないはずです。
私もより一層、自分の歯を大事にしようと思いました。