歯の生涯図?
- 2010年5月号 -
歯の生涯図というのをご存知でしょうか。
現在のあなたの歯の数から、将来、歯がどれだけ残るかを知ることができるグラフです。
面白い資料だと思ったので引用させていただきました。
現在、あなたが40歳だと仮定します。何本の歯が残っていますか?
28本以上残っているなら、上位10%に入ります。
21本以下であれば、残念ながら下位10%に入っていることになります。
上位10%の人は、10年後も変わらず28本以上の歯が残っているでしょう。
下位10%の人は、10年後には4本以上の歯を失い、17本以下になっているでしょう。
さらに10年後、還暦を迎える頃には上位10%の人は、27本以上残っています。
下位10%の人は残念ながら、さらに8本以上の歯を失い、9本以下でしょう。
さらに10年後、70歳では上位10%の人は25本以上の歯が残っています。
逆に、下位10%の人は辛うじて2本の歯を残すので精一杯です。
80歳になる頃には、上位10%の人は22本あり、下位10%の人は上下とも総入れ歯です。
40歳の時点で7本の差だったのが、40年後には22本の差に広がってしまうのです。
今まで通りの生活を続けていれば、このような未来が待っていると言えます。
もちろん、単純に歯の本数だけで歯の寿命をはかることは難しいといえます。残っている歯の位
置、かみ合わせの関係などでも大きく変化します。しかし、一つの指標としてはとてもわかりやすいものではないでしょうか?
ご自分のお口の中の状態と照らし合わせてはいかがでしょうか?