なんだかんだ言っても日本はいい国だとおもう
- 2016年11月号 -
世間では格差社会のピケティ氏が話題になっています。(すいません、まとめ書きしていますのでかなりズレがあると思いますが)
ピケティ氏の主張は、要約すると豊かな人とそうでない人の格差が拡大しており、上位1%の人の所得が年々上昇しているという事だったと思います。
上位1%・・・どれぐらいなのだろう?
ちょっと想像がつかないので、少し調べてみました。
世界の所得格差のデーターベースによると、2010年における日本の上位1%の平均年収は2100万円(ネット調べ)だそうです。(ただし、上位のさらに上位はもっとすごいことになっているとは思いますが)
また国税庁の調査では、給与所得者のうち上位1%に該当する年収は1500万以上だそうです(ネット調べ)。給料所得者だけですので、自営業者などは含まれません。
この二つより、日本で上位1%は約1500~2100万ぐらいの所得のようです。
(ちなみに上位5%となると1000万ぐらいになるようです)
この数字、どうなんでしょう?
凄いとは思いますが、正直私が想像していたセレブ達の所得とは違いました。
金持ちと言ったら、ちびまる子ちゃんに出てくる花輪君のように執事がいて、送り迎えがロールスロイスで・・などをイメージしてしまうのですが、この年収では難しいでしょう。
一方で、例えばアメリカで上位1%の所得を調べると、年収1億を超えてきます。
また、上位5%にしても年収4000万ぐらいのようです。
これぐらいあれば、花輪君のような生活ができるのでしょう。
また、中国で上位1%の所得を見ると1900万ぐらいのようです。
正直に言って、中国の場合もっとすごいのだろうと考えていましたが、意外と日本と変わらないのかぁなどとのんきなことを考えていましたが、平均所得を見ていませんでした。
中国で平均年収が約30万と載っていましたので、日本の平均年収400~500万と比べると10倍以上の開きがあります。
これを踏まえると、やはり上位1%は1億以上(実際は2億以上?)もらっていると考えていいと思います。
格差社会だとか、格差が大きくなった等の報道をよく目にしますし、私も以前、TOPICに書いたこともありますが、他の国と比べた時に上位1%が平均所得の3~5倍程度という日本は、なんだかんだ言って良い国なのではないでしょうか?