歯磨き粉って、どれがいいんだろう？と悩まれている方も多いと思います。

以前、私個人の考え方やお勧めの歯磨き粉を書きましたが、今回はちょっと違った視点から見てみました。

歯磨き粉の購入金額の第一位は「シュミテクト」

（ソフトブレーン・フィールド株式会社の調査より引用）

購入金額であって、購入数ではありません。

単純に個数で見れば、100円台の歯磨き粉の方が売れているようです。しかし、シュミテクトは平均購入単価が518円と安くないにもかかわらず、その調査では個数においても5位に入っています。

実は、診療の中で時々、私もシュミテクトを勧める方がいます。歯の表面上に異常が見られない知覚過敏の患者さんです。

知覚過敏に対する作用をうたった歯磨き粉は多数あると思うのですが、今までの経験上、「しみなくなった」「しみなくなってきた」という言葉を圧倒的にもらったイメージがあるからです。

これはシュミテクトの宣伝ではありません。

実際、知覚過敏以外がお勧めの歯磨き粉を聞いてきたときは、以前に書いた歯磨き粉を言いますし、それ以前に「歯磨き粉は何を使うかよりも、しっかりと磨く事が大切です」とお話します。

この文章をなぜ載せたかというと、私の想像と少し違っていたからです。

市販の歯磨き粉の売上では、100～200円台のものが圧倒的に上位になるだろうと考えていました。

しかし、オーラルケアへの関心の高まりに伴って、単に価格だけではなく、その他の要素も見るようになってきたという流れが出来てきつつあるようです。

しかし、繰り返しになりますが、「歯磨き粉をどれにするかよりも、しっかりと磨く事、磨きずらい部分に関しては、フロスや歯間ブラシなどを使用して磨く事」こちらの方が数倍大事だと考えています。