院長はセクシーでなければいけない
- 2018年6月号 -
先日、溜まった歯科関係の本を整理していると懐かしい本を見つけました。
義歯の名医として千葉県でご開業されている村岡先生の本です。
歯科医師になった1年目、義歯の勉強のために買った本でとても勉強になったのですが、10数年たった今あらためて読んでも勉強になります。
真面目な本なのですが、各章の間にあるコラムのような文章がのっており、その一つに「院長はセクシーでなければいけない」という文章が載っていました。
要は清潔な身だしなみと柔らかいイメージ、強い説得力をもった人であるべきだという事の様ですが、村岡先生が書くと面白い表現になります。
そして、「セクシーな院長」になろうとして口紅をつけたら、女房にはり倒されたと書いてありました。
懐かしい思い出がよみがえります。
昔、勤務医をしていた時にこの話をスタッフにしたところ
「じゃ、先生、ためしに化粧してみましょう!」という事になったことがあります。
後日、休みの日に化粧をしてもらったわけですが。
化粧を終えて鏡を見ると・・・バケモノがそこにはいました。
「おいおい!真面目に化粧した?」
「もちろん、精一杯しました」
真面目にやってこれとは!
大爆笑のスタッフを後にして、すぐに化粧を落としに行きました。
「セクシーな院長」の壁はとてつもなく厚いようです。