ゲームやスマホをやりすぎると虫歯が多くなる?
- 2019年2月号 -
富山大学地域連携推進機構から「ゲームやスマホなどのメディアを長時間利用する子供ほど虫歯が多い」という調査結果が発表されました。
調査は富山県内の5つの小学校に通う2109名の児童を対象に行われたそうです。
結果として
1日のメディア利用時間が2時間未満・・・虫歯の割合が8.2%
4時間以上・・・虫歯の割合が15.4%
(虫歯がある子は全体の9.2%)
その他の調査として「睡眠時間」・「朝食を食べるか」という事も行われていました。
想像できると思いますが、睡眠をしっかりとった子、朝食を食べている子の方がそうでない子に比べ、虫歯が少ないという結果も載っていました。
朝食に関しては食べることによる自浄作用、睡眠に関しては免疫力など想像ができますが、「なぜ、ゲームやスマホが関係するのだろう?」と疑問に思いませんか?
調査結果を踏まえて「自律神経の活動を介した唾液分泌の量や質の変化が影響しているのではないか」と上記大学では推測されています。
つまり、メディア利用、睡眠不足、空腹ストレスが交感神経を優位にさせ唾液分泌量の低下を招き、その結果として虫歯の罹患率が上がるという図式のようです。
元々言われていた事ではありますが、虫歯も歯周病も生活習慣と大きくかかわっています。
ゲームやスマホなど、特に子供たちには魅力に感じると思いますが、生活習慣には気を付けたいものです。