歯科の「先延ばし派」と「対応派」
- 2021年1月号 -
2018年に男女1万人を対象に行った「歯科医療に関する生活者調査」において面白い調査結果が記載されていました。
日常生活において日本人は以下のように分かれるようです。
対応派・・・・・物事を先にかたずける対応派(約70%)
先延ばし派・・・物事をぎりぎりまで対応しない先延ばし派(約30%)
つまり、日常生活において日本人では対応派のほうが圧倒的に多いことがわかります。
一方で、歯科における健診・受診に関しては
対応派・・・・47%
先延ばし派・・53%
と、先延ばし派のほうが多くなる逆転現象が生じ、できるだけ先へ先へと先延ばししている実態が明らかになったそうです。
さらに、「もっと早くから歯の健診・治療をしておけばよかったと思うか?」という問いに関しては75%の方が「そう思う」と回答したそうです。
「もっと早く、そして適切な時期に治療を受けておけばよかった」と7割以上の方が後悔しているのに、実際に歯科医院に行くのは50%以上の方が先延ばしにしてしまうという矛盾。
毎年受けていた健康診断を昨年はついさぼってしまった私、気持ちはわかりますが。
虫歯の減少など昔に比べれば予防意識が高まってはきているものの、まだまだ十分に浸透しているとはいいがたいのかもしれません。