フェイスシールドが熱い
- 2020年10月号 -
開業当初よりマスク・ゴーグル(伊達メガネ)・サージカルキャップで診療を行っていましたが、今はさらにフェイスシールドを加えて行っています。
フェイスシールドはディスポ(使い捨て)のもので、顔の前にある程度の空間があるのですが、それでも顔の前の空気が滞るため、とりあえず熱い。
この文章を書いているのが灼熱の8月ということもありますが、とにかく熱い。
診療中に、思わず外したくなってしまいます。
また、顔の前面を覆うため声も遮られてしまいます。
以前は、説明の時にマスクを外したりすることもありましたが、当然ながら今はそのようなことをするわけにはいきません。
当院では、診療台ごとに口腔外バキュームが設置されており、新型コロナの飛沫感染対策として処置中はほぼ作動させています。よって以前に比べ医院内がかなりうるさく、ただでさえ声が聞き取りにくい状態です。
いつもよりかなり大きな声で話していますが、それでも聞き取りにくいようです。
口腔外バキュームで診療中の飛沫感染もしていることもあり、同業者の方にそこまでやらなくても大丈夫では?と言われることもあります。
しかし、もし歯科医院で感染が生じるとすれば、器具などは滅菌や消毒を行っているため患者→患者というのは生じにくいと考えます。
一方で、診療の形態より患者→歯科医師という可能性が最も高くなります。
そして、歯科医師が感染してしまえば、歯科医師→患者もしくは歯科医師→スタッフという可能性も生じます。
よって、現在の歯科医院で最も大切なことは感染リスクが最も高い歯科医師が感染しないことと言えます。
説明が聞き取りにくくご迷惑をおかけしますが、何卒、ご理解の程よろしくお願い致します。