コロナ禍だからこそ緑茶を飲む
- 2021年6月号 -
緑茶にはカテキンやフッ化物が含まれるため、虫歯や歯周病に対して予防効果があるのではないかと言われていました。(私個人とすれば、緑茶に含まれる濃度で果たしてどれほどの予防効果があるのか?と懐疑的な立場ではあります。)
先日、緑茶と残存歯の関係を調査した研究が雑誌に載っていましたので取り上げてみました。
東京医科歯科大学 歯学総合研究科 健康推進歯学分野の研究グループは、高齢者を対象に緑茶と残存歯、さらにはソーシャルネットワークの多寡も含めて調査を行い関連性を報告しています。
調査結果をまとめると以下になります。
・1か月に10人以上の知人に会う高齢者は、そうでないものに比べ約2.6本、歯が多い
・一日4杯以上の緑茶を飲む高齢者は、そうでないものに比べ約1.6本、歯が多い
・1か月に会う知人が少ない高齢者ほど、緑茶と残存歯数の関連が強い
緑茶の虫歯に対する効果には懐疑的な私ではありますが、新型コロナの影響で人と会う機会が減っている今、お手軽な方法として緑茶の効果を期待してみても良いのかもしれません。