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歯ブラシの選び方 ②

- 2023年8月号 -

今月も引き続いて歯ブラシの話を記載させて頂きます。

 

今月は歯ブラシにおいて気を付けて頂きたいことを書きました。

 

①大人が子供用の歯ブラシを使う場合は「やわらかめ」

 

患者さんの中にはヘッドが小さいということを理由に、「子供用の歯ブラシ」を使用されている方がいらっしゃいます。 
また、そのような理由から「子供用歯ブラシ」を勧めている先生もいるようです。

 

確かにヘッドが小さいため奥まで届き磨きやすいのかもしれませんが注意が必要です。子供用の歯ブラシは毛の長さも短くなっています。
毛の長さが短いということは、同じ力で磨いても表面に加わる力が大人の歯ブラシにくらべ大きくなります。
よって、もし大人がどうしても子供用の歯ブラシを使うのであれば、「やわらかめ」を使用したほうが良いと考えます。

 
 

②電動歯ブラシは自分でこすらない

 

最近、電動歯ブラシを使用している方が増えてきました。
私は手用の歯ブラシのほうが好きなのですが、立場上、様々な経験をする必要があるため電動歯ブラシ(ソニッケアー)も併用しています。

 

金額だけで評価はできませんが、確かに一定以上の金額の電動歯ブラシは、強い圧が加わると停止したりと様々な機能がついているため良いものに感じます。

 

そんな電動歯ブラシに関して注意していただきたい事があります。

 

まず、説明書はしっかり読んでください。

 

私が知っている電動歯ブラシの多くは基本的に自分でこすりません。電動で動くため、当てる位置を変えるだけで、自分でゴシゴシこすらないのです。

 

電動歯ブラシを使用している患者さんで磨き残しが多い方に使用方法を確認すると、通常の歯ブラシのようにこすっている場合が多いと感じます。
音波歯ブラシだろうと超音波歯ブラシだろうと、基本的には磨きたい位置に当てるという形になります。
せっかく良いものを使用しても、使用方法を誤ってしまえば効果は半減してしまいます。

 
  

虫歯や歯周病など口腔内の病気に関しては、やはりブラッシングは非常に大切となります。
そしてブラッシングにおいて歯ブラシは重要な要素となるため、今回、2カ月にわたって記載させて頂きました

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